同じ看板の店なのに、
低評価店の比率は0%から68%まで開いていた
飲食チェーン29社・1,149店舗を、Googleマップの公開情報から実測しました。アンケートではありません。社名は伏せていますが、いずれも全国に店を構えるチェーンです。
29実測したチェーン
1,149実測した店舗
23%低評価店比率の中央値
0〜68%社ごとの開き
結果
各社について、評価3.5未満の店舗が全体に占める比率です。A社が最も揃っており、AC社が最もばらついていました。
A社は31店中0店。AC社は40店中27店。どちらも全国に店を構える有名チェーンです。
数字の中身
| チェーン | 実測店舗 | 評価の中央値 | 最も低い店 | 3.5未満 | 比率 |
|---|---|---|---|---|---|
| A社 | 31 | 3.7 | 3.5 | 0店 | 0% |
| B社 | 38 | 3.7 | 3.5 | 0店 | 0% |
| C社 | 40 | 4.6 | 4 | 0店 | 0% |
| D社 | 40 | 3.7 | 2.6 | 1店 | 3% |
| E社 | 40 | 3.8 | 2.3 | 1店 | 3% |
| F社 | 40 | 3.8 | 3 | 2店 | 5% |
| G社 | 40 | 3.6 | 3.1 | 3店 | 8% |
| H社 | 40 | 3.8 | 3.4 | 3店 | 8% |
| I社 | 40 | 3.6 | 3.4 | 3店 | 8% |
| J社 | 40 | 3.7 | 3 | 3店 | 8% |
| K社 | 40 | 3.7 | 3.1 | 3店 | 8% |
| L社 | 40 | 3.6 | 3.2 | 5店 | 13% |
| M社 | 40 | 3.7 | 2.7 | 6店 | 15% |
| N社 | 40 | 3.6 | 2.9 | 7店 | 18% |
| O社 | 40 | 3.6 | 3.3 | 9店 | 23% |
| P社 | 40 | 3.5 | 3.1 | 10店 | 25% |
| Q社 | 40 | 3.6 | 3 | 10店 | 25% |
| R社 | 40 | 3.6 | 2.6 | 12店 | 30% |
| S社 | 40 | 3.5 | 2.4 | 13店 | 33% |
| T社 | 40 | 3.6 | 2.5 | 14店 | 35% |
| U社 | 40 | 3.5 | 3.2 | 16店 | 40% |
| V社 | 40 | 3.5 | 2.9 | 16店 | 40% |
| W社 | 40 | 3.5 | 2.9 | 17店 | 43% |
| X社 | 40 | 3.4 | 3 | 23店 | 57% |
| Y社 | 40 | 3.4 | 2.4 | 24店 | 60% |
| Z社 | 40 | 3.4 | 3.2 | 25店 | 63% |
| AA社 | 40 | 3.4 | 1.8 | 27店 | 68% |
| AB社 | 40 | 3.3 | 2.5 | 27店 | 68% |
| AC社 | 40 | 3.4 | 2.9 | 27店 | 68% |
3社は3.5未満の店舗が1店もありませんでした。一方で6社は、実測した店舗の半分以上が3.5未満でした。
これは店の実力差ではありません
同じチェーンなら、メニューも、価格も、マニュアルも同じです。それでも評価が割れるということは、差が生まれているのは商品ではなく運営だということになります。
そして本部から見えにくいのは、悪い店ではなく悪くなりつつある店です。3.8だった店が3.4に落ちるまでに、売上の数字が動くとは限りません。落ちてから気づくと、口コミは既に積み上がっています。
調査方法(そのまま再現できます)
手順
- チェーン名で、主要都市圏(東京・大阪・神奈川・愛知・埼玉・千葉の順)のGoogleマップを検索する
- 看板名を含む店舗だけを残す(同名の別業態を除く)
- 1社あたり最大40店に達するまで集める
- 開店前・閉業・一時休業の店舗は、口コミが存在しないため母数から除く
- 評価3.5未満の店舗数を数え、比率を出す
- 全店舗調査ではありません。主要都市圏から最大40店までの標本です
- 業態をまたいだ優劣は判定していません。ラーメンと喫茶では評価の出方が異なるため、A社が「良い」AC社が「悪い」という比較にはなりません。意味があるのは同一チェーン内のばらつきです
- 口コミへの返信状況や、地図から何件電話がかかったかは含まれていません。Googleが店舗オーナーにしか開示していないためです
- Googleマップの公開情報のみ。有料データベース・アンケート・関係者への聞き取りは使っていません